「The Bechdel Test」感想

ベクデルテストを用いたインプロ公演を観てきました。

▼キャスト
大川原脩平
下村理愛
江戸川カエル
D)
D / mofmof)
内海隆雄(第三インプロ研究室)

戸草内淳基(Platform)
石巻遥菜(Platform)

【The Bechdel Testとは】
ものがある。

上登場するか?
ンがあるか?
の話以外であるか?

たり、殺されたりする。

れる。
(Facebookイベントページより)


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ジェンダーバイアスを考えるというテーマが大前提にあり、また、テストをパスする条件が上記のようにあるインプロのロングフォーム。

今日は男性キャラクターのシーンへの関わり方に微かながら長い時間違和感を感じていたのですが、この違和感が入り口となり自身の持つジェンダーへの意識や構造が浮き彫りにされるような感覚が得られ、とても面白かったです。
男性陣はテストの条件に抵触する流れのできないようにか、繊細であり、検閲を普段以上に行いながらのプレイングだったと思うのですが…
アフタートークで聞いた話から考えると、もしリハーサルを観れていたらまた違った印象を受けそう。
いつか話を聞いてみたいです。

エンタメというよりやはり思考への訴えの強いフォーマットでした。
きっとエンタメにも出来るんでしょうけどね。そこは第一ではないし。難しそう。
アフタートークとのセットの構成がとても良く、エンタメ特化のショーに比べてプレイヤーの地力や本フォーマットの経験の豊富さがショーの価値に如実に反映される公演だと思いました。

まとめると、インプロの新たな価値を強く体感できるショーでした。
素晴らしかった。面白かったです。


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