〈観劇日誌〉劇団だるめしあん「学園恋愛バトル×3!」
気づけば観劇は利賀ぶりだったか…
今年も怒濤の夏を終え、久しぶりの観劇後は気持ちよく劇場を後にしました。
今年も怒濤の夏を終え、久しぶりの観劇後は気持ちよく劇場を後にしました。
劇団だるめしあん
「学園恋愛バトル×3!」
作 坂本鈴
演出 古川貴義(箱庭円舞曲)
@花まる学習会王子小劇場
出演
河南由良(劇団だるめしあん)
川端さくら(乙女装置)
熊坂真帆
小島久人
阪上善樹
佐藤修作(四次元ボックス)
永井久喜(劇団献身)
能澤佑佳(演劇食堂おかわり)
藤田直美(扉座)
村山新
柳内佑介
■あらすじ
( 1997 年)
ムラサメ・・・「月に 3 人の女を抱く」ことをノルマにしている男と、「月に 3 人の男にヤらせないで告白させる」のをノルマにしている女が戦う、大学の授業の 3 限目。
(「南総里見八犬伝」の妖刀、村雨丸より)
( 2007 年)
親指姫・・・ どんな恋も成就させるメールをうつ親指をもつ恋愛成就の代筆屋、親指姫と、どんな小指につないである赤い糸もたちまち断ち切るメールの代筆屋が巻き起こす、夢が丘小学校 3 年 2 組の恋のはなし。
(「シラノ・ド・ベルジュラック」より)
( 2017 年)
絶対恋愛王政・・・ モテと人気によってハイパーハイソサエティハイスクール・聖絢爛学園の全校生徒を支配している生徒会長と、 2 次元を愛し生身の女に屈することのないアニメ研究会部長による、愛と革命の物語。
(「ロミオとジュリエット」より)
(以上、公式ホームページより)
古典をベースにした三本の短編集。
しかも全て学園恋愛物。
古典のシンプルな構造が三本とも見事に現代の学校生活に落とし込まれ、縦長のリングを模した舞台セットで決して力業でない迫力をもって心地好く届いてきました。
三本とも学校が舞台であるにも関わらず、作品毎に自然なビジュアルで全く違って見える演技を見せた俳優陣。誰一人漏らさず魅力的で素晴らしかったです。
なんだか最近、私、頭と心の整理が追いついていない感覚だったのですが、気張らず良質な三つの作品に触れて活力が湧きました。幸せ。
チケット料金を安く押さえる劇団努力も、そりゃあ大満足であります。
11日(月)まで。
是非。
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