「清水宏の海外コメディチャレンジ・セレクション 今治タオル編」

本物のコメディアンを見た。


「清水宏の海外コメディチャレンジ・セレクション 今治タオル編」を観てきた。

イギリスのコメディフェスティバル、エジンバラ・フリンジに参加するための協賛スポンサーを探して奮闘した清水宏さんのドキュメントコメディ。

そもそもドキュメントコメディとは何ぞや?というところから観にいってみたら、ヤル気マンマン男・清水さんが実際に体験されたことをハイテンションで喋る喋る。素舞台でひたすら喋りまくる。

ご自身でこの今治タオル編が「最も演劇色の強い作品」とおっしゃった通り、上質な一人芝居のように何人もの人物の姿がありありと浮かび上がり、イメージでくっきりと場が構築されていく。

僕自身のこの一年の営業体験も思い起こされながら、笑いと涙(主に笑い過ぎによるもの)無しでは見られなかった。清水さんのスーパーエネルギーと演劇の持つエネルギーが合わさって起こったビッグバンに圧倒され、日々の悩みなんかも全部吹き飛ばされての、とにかく笑い通し。

本編の後には日替わりゲストとのアフタートーク。清水さんも何度か客演をしている劇団カムカムミニキーナ主宰の松村武さんが演出としての立場だけでなく、登山家としても話を交えながらの演劇論。
清水さんを「演劇を突き詰める病」と称し、自身や日本の中での演劇観の変化について。
昔から変わらないのは「誰も見たことのないものをやる」ということ。体を張って。

演劇とは、生きるとは、とも考えながら気づけば3時間近くのトークショー。清水さんはこれを一日二回やるんだから流石喋りのプロフェッショナル。思わず唸ってしまう。


ゲストも日替わりだが、本編の方も、エジンバラ躍進編・台湾韓国編・北米ワイルドロード編など、毎日違う演目でのドキュメントショーを上演しているようです。
下北沢シアター711にて1/24(日)まで。
-----

0コメント

  • 1000 / 1000